はじめに
BIG-IP のシステム診断ログである OKView の取得方法について紹介します。
前提として、BIG-IP VE 16.1.2.2(2022年5月29日時点で最新) を使用した場合の例になります。
QKView とは
BIG-IP または、BIG-IQ システムから構成および診断情報を自動的に収集するためのプログラムで、XML 診断データを生成します。
QKView ファイルと呼ばれるこのファイルを、iHealth にアップロードするか、F5 サポートに提供することで、トラブルシューティングに役立てることができます。
QKView ファイルと呼ばれるこのファイルを、iHealth にアップロードするか、F5 サポートに提供することで、トラブルシューティングに役立てることができます。
QKView の取得方法
管理ポートへ GUI アクセス(HTTPS でアクセス)をして、「system」>「Support」から「New Support Snapshot」をクリックします。
Health Utility を選択して、「Start」をクリックします。
Health Utility の内容は以下のとおりです。
項目 | 内容 |
Generate and Upload QKView to iHealth | QKView を生成して、iHealth にアップロードします。 iHealth のユーザー ID とパスワードを、それぞれ iHealth User ID と iHealth Password に設定する必要があります。 |
Generate QKView | QKView を生成します。生成した QKView はダウンロードできます。 |
Generate TCPDump | TCP Dump を生成します。生成した TCP Dump はダウンロードできます。 |
コマンドラインでの QKView 取得について
コマンドラインでも QKView を生成することは可能ですが、セキュリティ上問題からか、WinSCP でダウンロードすることが基本できなくなりました。
したがって、QKView の生成はコマンドラインで行い、ダウンロードは GUI 経由といった対応になります。
QKView の生成
qkview
以下の場所にファイルが生成
/var/tmp/<hostname>.qkview
QKView 取得実行例
「Generate and Upload QKView to iHealth」の実行例は以下のとおりです。
管理コンソール側
iHealth 側
以上