はじめに
Windows Server を管理していると、「3人以上で同時にリモートデスクトップ(RDP)接続したい」という場面に遭遇します。 しかし、デフォルトの状態では同時に2ユーザーまでしか接続できず、3人目がつなごうとすると警告が出て追い出されてしまいます。

この記事では、3人以上の同時接続を可能にするための手順(RDS CAL導入)を、最新の環境に合わせて解説します。
- Windows Server に 3ユーザー以上 同時接続するための手順
- RDS CAL の購入からインストール、アクティベーションまでの流れ
- トラブルを防ぐための必須作業 「ライセンス診断」 のやり方
RDS CAL 導入のステップ
同時接続数を増やすには、有料のライセンス(RDS CAL)を購入し、サーバーに役割を追加する必要があります。
- ライセンス購入: 必要数分の RDS CAL を購入する
- 役割のインストール: サーバーに「リモートデスクトップサービス」を入れる
- アクティベーション: ライセンスキーを登録して有効化する
Microsoft Store やベンダー経由でライセンスを購入します。 CAL(Client Access License)には2種類あるので、環境に合わせて選定してください。

サーバーマネージャーから必要な機能をインストールします。
サーバーマネージャーを起動し、「役割と機能の追加」ウィザードを開きます。 サーバーの役割選択画面で、「リモートデスクトップサービス」 にチェックを入れます。

さらに進み、役割サービスで以下の2つにチェックを入れます。
- Remote Desktop Session Host(セッションホスト)
- Remote Desktop Licensing(ライセンス)

確認画面で「インストール」をクリックします。 完了後、サーバーの再起動が必要です。


再起動後、購入したライセンスをサーバーに紐付けます。
「管理ツール」>「Remote Desktop Services」>「リモートデスクトップライセンスマネージャー」 を開きます。
サーバー名を右クリックし、「サーバーのアクティブ化」 を選択します。

ウィザードに従い、購入したライセンスキー(または契約番号)を入力します。 「正常に完了しました」と表示されれば成功です。

インストールの確認(ライセンス診断)
これだけでは設定が不十分な場合があります。必ず「ライセンス診断」を行いましょう。
「管理ツール」>「Remote Desktop Services」>「RD ライセンス診断」 を開きます。
エラーが表示されていないこと(緑色のチェック)を確認します。
インストール直後は、グループポリシー(GPO)での設定が必要な場合があります。 gpedit.msc を開き、以下の設定を行ってください。
- 場所: コンピューターの構成 > 管理用テンプレート > Windows コンポーネント > リモートデスクトップサービス > リモートデスクトップセッションホスト > ライセンス
- 設定1: 「指定のリモートデスクトップライセンスサーバーを使用する」→ 有効(自分自身の IP を指定)
- 設定2: 「リモートデスクトップライセンスモードの設定」→ 有効(接続ユーザー数 or 接続デバイス数)
まとめ
これで3人以上のユーザーが同時にリモートデスクトップ接続できるようになりました。 特に最後の「ライセンス診断」と「グループポリシー設定」は忘れがちなので、必ず確認してください。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。