【書評】思考力がある人のアタマの中身|「情報に流される人」と「自分で選べる人」の違い

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目次

はじめに

スマホを開けば、ニュース、SNS、動画……日々膨大な情報が飛び込んできます。 「何が本当なのかわからない」「選択肢が多すぎて決められない」 そんな風に疲れを感じることはありませんか?

今回は、情報過多の時代に必須のスキルを学べる一冊、『思考力がある人のアタマの中身』 を紹介します。 この本は、情報の真偽を見抜き、自分にとってベストな選択をするための「思考の OS」をアップデートしてくれます。

背景: 「オワコンジャパン」で生き残るための武器

現代は「情報化社会」であると同時に、日本の競争力が低下していると言われる「オワコンジャパン」の時代でもあります。 テクノロジーの進化で誰でも発信者になれる今、嘘やポジショントーク(偏った意見)も溢れかえっています。

そんな中で、私たち個人が生き残るために必要なのは、「情報を鵜呑みにせず、自分の頭で考える力(思考力)」です。 これはビジネスマンだけの話ではありません。日々の買い物、投票、キャリア選択……あらゆる場面で「騙されない」「損しない」ための防衛策なのです。

「オワコンジャパン」という言葉は刺激的ですが、個人の生存戦略として捉えると納得がいきます。 国や会社が守ってくれる時代が終わった今、正しい情報を見極め、適切な選択をする力は、もはや「教養」ではなく「武器」ですよね。 日常のあらゆる場面で判断が求められる私たちにとって、この本は情報の荒波を渡るための参考になると感じました。

リスク:思考停止が招く「5つの不幸」

では、思考力を磨かないと、具体的にどんな損をするのでしょうか? 本書では、思考停止が招くデメリットとして以下の点が挙げられています。

  • 感情に振り回される: 一時の怒りや焦りで、後悔する判断をしてしまう。
  • 選択肢が見えなくなる: 視野が狭くなり、ベストな選択を逃す。
  • 人間関係の悪化: 相手の意図を汲み取れず、誤解やすれ違いが起きる。
  • 搾取される: デマや詐欺、誤った情報を鵜呑みにして損をする。
  • 成長が止まる: 「なぜ?」と考えないため、時代に取り残される。

思考力が落ちている時ほど、冷静さを欠いて人間関係で失敗したり、チャンスを逃したりしがちです。 逆に言えば、思考力を鍛えることは、メンタルの安定や人間関係の円滑化にも直結するんですね。「損をしないため」という動機は、思考力を鍛える大きな動機になると感じました。

解決策: 思考の解像度を上げる「対比」の方法

「じゃあ、どうやって思考力を鍛えればいいの?」 本書が提案する最もシンプルな方法は、「対比関係(コントラスト)を意識すること」です。

物事を単体で考えるのではなく、「A と B を比べる」ことで、それぞれの特徴が浮き彫りになります。

  • 成功だけでなく、失敗と比較する → 成功の要因が見える。
  • メリットだけでなく、デメリットと比較する → リスクが見える。
  • 自分の意見と、相手の意見を比較する → 議論が深まる。

「比べる」という行為を習慣化するだけで、判断が早くなるというのは目からウロコでした。 確かに、何かを買う時も「これ良いな」と単体で見るより、「競合製品と比べて何が違う?」と対比させた方が、自分の欲しい機能(価値観)が明確になりますよね。 既知(知っていること)と未知(新しいこと)を比べることで学習効率も上がるという点は、勉強法としても非常に有効だと思いました。

実践: バイトは「探す」な、「選べ」

本書の中で特に印象的だったのが、思考力の違いを「言葉の選び方」で説明した例です。

「バイト探し」 という言葉。 多くの人が何気なく使いますが、ここには大きな思考の差があります。

思考のタイプ言葉特徴結果
思考力が低いバイトを「探す」受け身。「どこかに良いバイトないかな」と運任せ。なかなか見つからない、妥協する。
思考力が高いバイトを「選ぶ」主体的。「自分は何を重視するか(給料?場所?)」を決めている。数ある中からベストマッチを掴み取る。

CM でも使われた「選べる」というフレーズですが、これは単なるキャッチコピーではなく、「自分の基準(価値観)を明確にする」という思考プロセスそのものなのです。

言葉一つで、脳の使い方がガラッと変わる例ですね。 「探す」は、正解がどこかに落ちているイメージ。対して「選ぶ」は、自分の内側に正解(基準)がないとできない行為です。 「選ぶ」というスタンスに変えた瞬間、自分の優先順位(給料なのか、環境なのか)がハッキリします。これは仕事選びだけでなく、住まい探しやパートナー選びなど、人生のあらゆる重要局面に通じる本質的な教えだと感じました。

まとめ

『思考力がある人のアタマの中身』は、情報に流されがちな私たちに「主導権」を取り戻すきかけになる一冊です。

本書からの学び
  • 思考力は、自分を守り、成長させるための必須スキル
  • 迷ったら「対比(何かと比べる)」して、特徴をあぶり出す。
  • 受動的に「探す」のではなく、主体的に「選ぶ」マインドを持つ。

「なんとなく」で決めるのをやめて、自分の頭で考え、自分で選ぶ。 そうすることで、人生の満足度は大きく変わっていくと思います。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

インフラ(クラウド/NW/仮想化)から Web 開発まで、技術領域を横断して活動するエンジニア💻 コンシューマー向けエンタメ事業での新規開発・運営経験を活かし、実戦的な技術ノウハウを発信中

[ Certs ] CCIE Lifetime Emeritus / VCAP-DCA ✒️ [ Life ] 技術書・ビジネス書愛好家📖 / 小・中学校で卓球コーチ👟

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