【Windows】Python 3.7(旧バージョン)をインストールする手順と注意点

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目次

はじめに

「参考書のサンプルコードが Python 3.7 で書かれている」 「昔作ったツールが、最新の Python だと動かない……」

プログラミングを学習したり、既存のプロジェクトを動かそうとしたりする際、「あえて古いバージョンの Python」 が必要になるケースは意外と多いものです。

この記事では、Python 3.7.9 を Windows 10 / 11 にインストールする手順を解説します。

⚠️ 作業前の注意事項

Python 3.7 系列は、2023年6月に公式サポートが終了(EOL) しています。 現在はセキュリティパッチ(脆弱性の修正)が提供されていません。インターネットに公開するサーバーや、業務で扱う重要なシステムでの利用は推奨されません。あくまで「学習用」や「ローカル環境での一時的な利用」に留めることを強くおすすめします。

本記事では、上記のリスクを理解した上で、特定のバージョン環境を構築したい方向けに、公式サイトから過去のバージョン(3.7.9)を入手し、インストールする手順を解説します。

この記事でわかること
  • Python 公式サイトの奥にある「過去バージョン」の探し方
  • 初心者が絶対につまずく「環境変数(PATH)」の設定
  • pip を使ったライブラリのインストール確認

Python 3.7 インストーラーの入手方法

まずは Python の公式サイトから、インストーラーをダウンロードします。

ただし、トップページにある目立つ黄色いボタン(Download Python 3.12.x など)は押さないでください。それは「最新版」であり、今回インストールしたい「3.7」ではありません。

過去のリリース一覧(Downloads)への行き方

STEP
公式サイトへアクセス

Welcome to Python.org にアクセスします。

STEP
ダウンロードページへ

メニューの 「Downloads」 にマウスを合わせ、表示されるメニューから 「Windows」 をクリックします。

STEP
バージョンを探す

ページを少し下にスクロールすると、「Looking for a specific release?」(特定のリリースをお探しですか?)という一覧表があります。

STEP
3.7.9 を発見する

リストをスクロールして 「Python 3.7.9 – Aug. 17, 2020」 を探し、右側の 「Download」 をクリックします。

※ リストが長いので、ブラウザの検索機能(Ctrl + F)で「3.7.9」と検索すると早く見つかります。

どれを選べばいい?(インストーラーの種類)

ダウンロードページ(Files 欄)には、似たような名前のファイルがたくさん並んでいて混乱するポイントです。

Windows 10 / 11(64bit版)を使用している場合、正解は以下のファイルです。

  • これを選択: Windows x86-64 executable installer
⚠️ 注意: 間違いやすいファイル
embeddable zip file

インストーラー形式ではなく、上級者向けの圧縮ファイルです。これを選ぶと設定が大変なので避けてください。

x86 executable installer

これは「32bit 版」です。現在の PC はほぼ 64bit なので、「x86-64」を選びましょう。

クリックすると、python-3.7.9-amd64.exe というファイルのダウンロードが始まります。

インストール手順

ダウンロードしたインストーラー(python-3.7.9-amd64.exe)をダブルクリックして起動します。

ここで、マウスをクリックする手を一旦止めてください。 画面下部に、重要なチェックボックスがあります。

【必須】「Add Python 3.7 to PATH」にチェック

インストーラーが起動したら、一番下にある 「Add Python 3.7 to PATH」 というチェックボックスを必ずクリックしてチェックを入れてください。

  • チェックを入れる: コマンドプロンプトで python と打つだけで使えるようになります(便利)
  • チェックを忘れる: インストールしたのに「pythonなんてコマンドは知らない」と PC に怒られます(地獄)

初心者が「インストールできたはずなのに動かない!」と嘆く原因の 99% がこれです。 デフォルトではチェックが外れているので、必ず手動でチェックを入れてください。

インストールの実行と完了

「Add Python 3.7 to PATH」にチェックが入っていることを確認したら、真ん中の 「Install Now」 をクリックします。

インストールが始まりますので、数分待ちます。 (途中で「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と聞かれたら「はい」を押してください)

最後に 「Setup was successful」 と表示されれば、インストール完了です。「Close」を押して画面を閉じましょう。

インストール確認とパッケージ管理

最後に、Python が正しく認識されているか確認し、必要なライブラリをインストールしてみましょう。

コマンドプロンプトでバージョン確認

Windows のスタートメニューから 「コマンドプロンプト(cmd)」 を起動し、以下のコマンドを入力して Enter キーを押します。

python --version

成功時の表示

Python 3.7.9

このようにバージョン番号が表示されれば、インストールは成功し、PATH も正しく通っています。

もし既に別のバージョン(最新版など)がインストールされている場合、python コマンドはそちらを優先することがあります。 その場合は、Windows 用のランチャーコマンド py を使うと便利です。 py -3.7 --version と打てば、強制的に 3.7.9 を呼び出すことができます。

pip でライブラリを入れる(Pandas の例)

Python のパッケージ管理ツール pip を使って、データ分析ライブラリ「Pandas」をインストールしてみましょう。

pip install pandas

(または py -3.7 -m pip install pandas

⚠️ 古いバージョンの注意点

コマンドを実行するとインストールが始まりますが、ここで一つ注意があります。 Python 3.7 は古いため、ライブラリも「Python 3.7 に対応していた最後のバージョン」が自動的に選ばれます。

  • 最新の Python: Pandas 2.x 系(最新)が入る。
  • Python 3.7: Pandas 1.3.5(3.7対応の最終版)などが入る。

古い Python には古いライブラリが入る」という仕様を理解しておきましょう。

まとめ

本記事では、サポートが終了した Python 3.7.9 を Windows 10 / 11 にインストールする手順を解説しました。

  • 入手方法: 公式サイトの奥にある「アーカイブ」から探す。
  • 最重要: インストール時に 「Add to PATH」 を絶対に忘れない。
  • リスク: セキュリティサポートが終了しているため、利用は「学習用」や「互換性維持」に限定する。

「参考書の通りに動かしたい」「古いコードを修正したい」という目的であれば、今回の手順で環境は整います。 ですが、もしこれから新しいアプリを作るのであれば、特段の理由がない限り Python 3.10 以降の新しいバージョン を使うことを強くおすすめします。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。


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この記事を書いた人

インフラ(クラウド/NW/仮想化)から Web 開発まで、技術領域を横断して活動するエンジニア💻 コンシューマー向けエンタメ事業での新規開発・運営経験を活かし、実戦的な技術ノウハウを発信中

[ Certs ] CCIE Lifetime Emeritus / VCAP-DCA ✒️ [ Life ] 技術書・ビジネス書愛好家📖 / 小・中学校で卓球コーチ👟

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