Visual Studio Code で SSH 接続

Visual Studio Code とは

Visual Studio Code(以下 VS Code)は Microsoft 社が開発した無償のエディターです。
エディターは、文字データを編集するソフトウェアで、ざっくりいうと高機能なメモ帳です。
本記事では、VS Code のインストールと、VS Code を使って SSH 接続先のファイルを開いて編集する方法を紹介します。

インストールと日本語設定

VS Code の公式サイトからソフトウェアをダウンロードし、インストールします。
インストール後、日本語設定をおすすめします。

日本語設定

  • CTRL + Shift + X を実行します。
  • 検索バーに Japanese Language Pack for Visual Studio Code と入力します。
  • 「インストール」をクリックします。
  • CTRL + Shift + P を実行します。
  • >Configure Display Language を実行し、>ja を選択します。
  • 再起動をクリックします。

Remote Development のインストールと設定

VS Code に Remote Development をインストールすることで SSH 接続先のファイルを開いて編集できるようになります。

Remote Development インストール

  • CTRL + Shift + X を実行します。
  • 検索バーに Remote Development と入力します。
  • 「インストール」をクリックします。

SSH の設定

  • 左ペインの「リモートエクスプローラ」アイコンから「SSH Targets」を選択して、歯車差アイコンをクリックします。
  • C:\Users\USERNAME.ssh\config を指定します。
  • 「config」画面が開くので、以下を参考に設定します。
# Read more about SSH config files: https://linux.die.net/man/5/ssh_config
Host openSUSE
    HostName 10.1.1.1
    User lab
    port 22
    IdentityFile C:\Users\USERNAME\.ssh\labkey

IdentityFile は公開鍵認証を使用する場合に設定します。
パスワード認証の場合は、コメントアウトして OK です。Ctrl + S を実行して保存後、「SSH Targets」に設定したホストが表示されます。

SSH 接続

  • ホスト名の右にあるアイコンをクリックします。初めて接続する際は、OS を聞かれますので該当するものを選択します。
  • 「fingerprint」の設定は「Continue」を選択します。
  • パスワード認証をする場合は「パスワード」、公開鍵認証をする場合で、秘密鍵にパスフレーズを設定している場合は、「パスフレーズ」を入力します。
  • SSH が接続され、接続先のファイルを開いて編集できるようになります。
  • 切断する場合は、左下緑の SSH をクリックして、「リモート接続を終了する」を選択します。

公開鍵認証については、以下のサイトがご参考になれば幸いです。

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注意点

SSH 接続した際、「Could not establish connection to “ホスト名”」とポップアップエラーがでて、「プロセスが、存在しないパイプに書き込もうとしました。」と出力される場合があります。この場合、以下の手順で収束する可能性があります。

  • More Actions をクリック
  • Open SSH Configuration File を選択
  • Setting specify a custom configuration file を選択
  • Remote.SSH: Config File に Config ファイルの絶対パスを指定
  • Ctrl + F で設定を閉じて、SSH 接続

以上

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参考書籍