はじめに
Windows 10(ビルド1809 以降)は、OpenSSH Client がデフォルトでインストールされており、また、OpenSSH Server が機能追加できるようになっています。
本記事では、Windows 10 ビルド21H2 で OpenSSH Server を機能追加する手順を紹介します。
OpenSSH とは
SSH プロトコルを利用するためのオープンソースソフトウェアで、SSH Client と SSH Server が含まれています。
Windows 10 最新ビルドのアップデート
Windows 10 を OpenSSH に対応している最新のビルドにアップデートするには、以下のサイトにアクセスして、「今すぐアップデート」をクリックします。
https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
OpenSSH Server インストール
Windows PowerShell を管理者権限で起動し、Add-WindowsCapability
コマンドを使用して、OpenSSH Server の機能を追加します。
Add-WindowsCapability -Online -Name OpenSSH.Server~~~~0.0.1.0
Get-WindowsCapability
コマンドを使用して、OpenSSH Server の機能が追加(OpenSSH.Server の State が Installed)されたことを確認します。
Get-WindowsCapability -Online | ? Name -like 'OpenSSH*'
Start-Service
コマンドを使用して、OpenSSH Server のサービスを開始します。
Start-Service sshd
Get-Service
コマンドを使用して、OpenSSH Server のサービスが起動(Status が Running)していることを確認します。
Get-Service sshd
Set-Service
コマンドを使用して、OpenSSH Server のサービスを自動開始にします。
Set-Service -Name sshd -StartupType 'Automatic'
Get-NetFirewallRule
コマンドを使用して、SSH が許可(Enabled が True)されていることを確認します。
Get-NetFirewallRule -Name *ssh*
SSH 接続確認
OpenSSH Client 側で ssh
コマンドを使用して、SSH 接続が可能か確認します。USERNAME
, IP/HOSTNAME
部分は環境にあわせて変更します。
ssh USERNAME@IP/HOSTNAME
ssh
コマンドを実行した際、以下のエラーがでる場合は、当該フォルダにある「config」ファイルを削除することで解消する場合があります。Bad owner or permissions on C:\\Users\\USERNAME/.ssh/config
以上