VMware のオーバーコミットについて

オーバーコミットとは

オーバーコミットとは、物理的なリソース量を超えて仮想的なリソースを割り当てることを指します。具体的には、ホストの物理的な CPU やメモリよりも多い vCPU や仮想メモリを仮想マシンに割り当てることを意味します。この技術によって、リソースの利用効率が向上し、物理的なインフラコストを削減することが可能となります。

オーバーコミットの推奨値

CPU:
Determining an Appropriate vCPU-to-pCPU Ratio」によると vCPU と pCPU の比率で 1:1 から 3:1 の範囲が推奨されます。3:1 を超えるとパフォーマンスに影響が出る可能性が高まります。

メモリ:
VMware Operations Guide」によれば、物理 RAM と仮想 RAM のオーバーコミット比率として 1:2 が推奨されます。これを超えると、パフォーマンスのリスクが増加します。

オーバーコミットを決定する上でのポイント

ワークロードの理解:
オーバーコミットの前に、ワークロードの特性を理解することが重要です。例えば、データベースや大規模なアプリケーションはリソースを大量に消費する可能性があります。

監視と分析:
リソース使用率、パフォーマンス、応答時間などを継続的に監視し、適切なオーバーコミット比率を決定するためのデータを収集します。

予測と計画:
今後の成長やワークロードの変動を考慮に入れ、オーバーコミットの計画を立てることが重要です。

オーバーコミットを検討する上での注意点

高いオーバーコミット率のリスク:
オーバーコミット率が高いと、物理的リソースが枯渇するリスクがあります。これにより、VM のパフォーマンスが低下したり、停止する可能性があります。

予測の誤差:
未来のワークロードやリソース需要を正確に予測するのは難しいため、余裕を持った計画をすることが推奨されます。

ホストの障害:
オーバーコミットはホストの障害時のリスクを高める可能性があるため、適切な冗長性や DRS 設定を行うことが重要です。


オーバーコミットは効果的なリソース管理の一つの手法ですが、適切な設定と監視が必要です。適切なオーバーコミットの設定により、環境のパフォーマンスと効率を最大化することができます。

以上

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