はじめに
資格試験やスキルアップのために勉強しているけれど、「なかなか覚えられない」「すぐに忘れてしまう」と悩んでいませんか?
実は、私たちが良かれと思ってやっている勉強法の多くが、科学的には「効果が薄い」 と証明されていたとしたら……ショックですよね。
今回ご紹介する『科学的根拠に基づく最高の勉強法』(安川孝介 著)は、そんな「なんとなくの勉強法」にメスを入れ、脳科学に基づいた「本当に効率の良い学び方」を教えてくれる一冊です。

私自身、ノートや資料を綺麗にまとめるだけで満足してしまうタイプでした。 この本を読んで「なぜ頭に残らなかったのか」の謎が解けました。
この記事では、本書から特に衝撃を受けた「NG な勉強法」と「効果の高い勉強法」をピックアップして紹介します。
科学的に「効果が低い」とされる勉強法
まずは、本書で指摘されている「効率の悪い勉強法」から見ていきましょう。これ、多くの人がやっちゃってると思います。
- 教科書や参考書を繰り返し読む(再読)
- ノートに内容を綺麗に書き写す
- ハイライトやアンダーラインを引く
著者はコロラド大学の研究データを引用し、「再読」や「書き写し」は、時間をかける割に記憶に残らない(学習効果が低い)と断言しています。



思い返してみれば「ノートを作ること」が目的になっていて、肝心の中身は右から左へ抜けていた気がします。
著者が言うように、それは「作業」であって「学習」ではなかったんですね。 貴重な時間を使うからこそ、自己満足で終わらせない視点が大切だと気づかされました。
科学的に「効果が高い」方法とは?
では、どうすれば効率よく覚えられるのでしょうか? 本書が推奨するメソッドは「アクティブリコール」です。
脳に汗をかく「アクティブリコール」
聞き慣れない言葉かもしれませんが、やることはシンプルです。
- 本を閉じ、「さっき何が書いてあった?」と自分に問いかける。
- 答えを見ずに、自分の言葉で説明してみる。
- ミニテストやクイズ形式で解く。



実際にやってみると分かりますが、これ、読むだけの勉強よりずっと疲れます。 でも、その「うーん、なんだっけ…」と思い出そうとしている瞬間こそが、脳の神経回路が強化されている瞬間なのだそうです。
集中力と理解を深めるテクニック
環境や時間の使い方も重要です。本書ですぐに使えそうだと思ったテクニックを2つ紹介します。
ポモドーロ・テクニックで時間を区切る
人間の集中力は長く続きません。そこで推奨されているのが「ポモドーロ・テクニック」です。
スマホを通知オフにして、目の前の課題だけに集中します。
脳を休めます。スマホは見ず、深呼吸やストレッチをします。
これを繰り返すことで、何時間でも高い集中力を維持できます。
「具体例」に関連付けて覚える
難しい概念を学ぶときは、抽象的な説明をそのまま覚えるのではなく、「具体例(自分の身近なこと)」 に置き換えて考えるのが鉄則です。



私自身、ただの理論として暗記するよりも、リアルな事例とセットにした方が記憶にフックがかかりやすいと実感しています。
まとめ
最後に、本書のポイントを整理しました。
| 今までの勉強法 | これからの勉強法 | |
|---|---|---|
| やり方 | 読む・書き写す | 思い出す (テストする) |
| 脳の状態 | 受動的 (ラク) | 能動的 (キツイ) |
| 時間の使い方 | 長時間ぶっ続け | ポモドーロ (25分+5分) |
| ゴール | ノートを綺麗にする | 知識を使えるようにする |
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。










