Python の csv モジュールについて

csv モジュールとは

csv ファイルの読み込み・書き込み(新規作成・上書き保存・追記)ができます。
本記事では、書き込みについて解説します。

実行例

次のコードを実行すると、eggs.csv が作成されます。

import csv
with open('eggs.csv', 'w', newline='') as csvfile:
    spamwriter = csv.writer(csvfile, delimiter=' ',
                            quotechar='|', quoting=csv.QUOTE_MINIMAL)
    spamwriter.writerow(['Spam'] * 5 + ['Baked Beans'])
    spamwriter.writerow(['Spam', 'Lovely Spam', 'Wonderful Spam'])

出力結果は次のとおりです。

Spam Spam Spam Spam Spam |Baked Beans|
Spam |Lovely Spam| |Wonderful Spam|

解説

コードの記述方法は、次のとおりです。

変数(writer オブジェクト) = csv.writer(csvfile)
writer オブジェクト.writerow(リスト)

open した csv ファイルを変数(writer オブジェクト)に渡します。
writer オブジェクトに、writerrow メソッドを使って、csv ファイルへ「1行の書き込み」ができます。
writerow メソッドの引数はリストで、カンマ区切りで csv ファイルに書き込みます。

csv ファイルに書き込み

以下の例では、example.csv に 3 つのリストを書き込みます。

import csv
with open('example.csv','w', newline='') as f:
    writer = csv.writer(f)
    writer.writerow([1,'りんご'])
    writer.writerow([2,'みかん'])
    writer.writerow([3,'ぶどう'])

出力結果は次のとおりです。

1,りんご
2,みかん
3,ぶどう

以上