if 文とは
「条件分岐の指示を行う」時に利用します。
実行例
次のコードを実行します。
number = input('数値を入力してください。: ')
number = int(number) #文字列を整数に変換
if number % 2 == 0:
print('even')
出力結果は次のとおりです。
数値を入力してください。: 2
even
解説
コードの記述方法は、次のとおりです。
if 条件:
条件が成立した時に実行するブロック
if 文の基本は、条件があった場合にブロックに書かれた処理を実行します。
以下の例では、入力した数値が 2 で割った結果 0 になった場合に「even」を表示します。
number = input('数値を入力してください。: ')
number = int(number) #文字列を整数に変換
if number % 2 == 0:
print('even')
if else
条件にあわなかった場合に処理を実行した場合は、if else を使います。
コードの記述方法は、以下のとおりです。
if 条件:
条件が成立した時に実行するブロック
else:
条件が成立しなかった時に実行するブロック
以下の例では、入力した数値が 2 で割った結果 0 になった場合に「even」を表示し、結果が 0 以外の場合は「odd」を表示します。
number = input('数値を入力してください。: ')
number = int(number) #文字列を整数に変換
if number % 2 == 0:
print('even')
else:
print('odd')
if~elif~else
条件を 2 つ以上設定したい場合は、elif を使います。
コードの記述方法は、以下のとおりです。
if 条件1:
条件1が成立した時に実行するブロック
elif 条件2:
条件2が成立した時に実行するブロック
else:
全ての条件が成立しなかったときに実行するブロック
条件2: 以降を elif で設定します。
以下の例では、入力した数値が 2 か 3 で割り切れる場合に「2 か 3の倍数です」と表示し、2 でも 3 でも割り切れない場合は「2 と 3 の倍数ではない」と表示します。
number = input('数値を入力してください。: ')
number = int(number) #文字列を整数に変換
if number % 2 == 0:
print('2の倍数です。')
elif number % 3 == 0:
print('3の倍数です。')
else:
print('2の倍数でも3の倍数でもありません。')
演算子について
比較演算子
== の部分は、比較演算子とよばれ、主に以下があります。
演算子 | 結果 |
x < y | x が y より小さい場合は True |
x <= y | x が y より小さい場合か、等しい場合は True |
x == y | x と y が等しい場合は True |
x != y | x と y が等しくない場合は True |
x is y | x と y が同じオブジェクトの場合は True |
x is not y | x と y が同じオブジェクトでない場合は True |
論理演算子
論理演算子(and, or, not)を使うことで、複数の条件(AND や OR 条件)や否定を利用することができます。
演算子 | if 文の条件式の結果 |
x and y | x も y も True の場合は True |
x or y | x か y のいずれかが True の場合は Ture |
not x | x が False であれば True |
参考:note.nkmk.me
以上